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南風・しまんと・剣山 ちょこっと・・・

四国の路線中心に写真撮ってます


by 年金爺さん

昔、機関区・駅で出会った車輌達(19)新見機関区 D51651



こちらは伯備線新見機関区、中国山地のど真ん中にある機関区ですので周辺にはそれなりに雪が積もっていました。

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 機関士と機関助士で出発の準備です。


D51651略歴(機関車データベース出典)
昭和16年6月4日 日立製作所笠戸新製、東京局 水戸区配属

昭和18年10月26日 18:51頃、急貨254レ(本機+貨車53輌)の牽引機として土浦駅に進入の際に、貨294レの牽引機(9600形機番不明)が貨車41輌をもって構内裏一番線から引上げ線に向け走行中にポイント誤操作により本線に進出したにも関わらず信号掛が適切な防護措置をとらなかったためこれと衝突する事故発生、機関車双方及び貨車14輌が脱線転覆し上下線を支障したところ、数分後さらに下り平行き客241レがつっこみ牽引機(機番不明)と客車4輌が脱線、4輌目は桜川に水没、死者110・負傷者107(一説には死傷者はもっと多かったとも)

昭和24年7月6日 00:20頃、常磐線綾瀬-北千住間を貨869レの牽引機として走行中に東武伊勢崎線のオーバーパスを越えた付近で国鉄初代総裁下山貞則氏(前日朝に三越に入った後に行方不明)を轢断 但し、本機乗務員は雨まじりで遅延気味の運転回復を試み力行中であったうえ前照灯不調でもあり轢断の自覚なく通過、ご遺体は上りの国電運転士により発見される 生体轢断か死後轢断かで法医学上の論争から他殺説(国鉄余剰人員首切りがらみのGHQか共産党の謀略を唱える)・自殺説が新聞各紙の煽りとあいまって警察内部も錯綜し結局迷宮入り

(中略)
昭和40年3月27日 平区から新見区に転属
昭和40年10月21日 後藤工場 後藤式集煙装置取付
昭和47年9月16日 新見区で廃車

下山事件から約1ヵ月の間に国鉄に関連した三鷹事件、松川事件が相次いで発生し、合わせて「国鉄三大ミステリー事件」と呼ばれました、因縁の機関車でした。


撮影日:昭和46年1月6日








by yosakoi_soran | 2020-04-08 22:50 | 国鉄時代(蒸機) | Trackback