長大橋にはトラス橋が多いのですが比較的に径間が短い橋梁はこのようなガーダー橋が多いですね。
戦前に作られた中小橋梁はガーダー橋が多いのですが、径間が短いため橋脚の数が多くなります。
洪水時に堰き止め効果で橋脚部分での流速が早くなり、橋脚の付け根を洗堀するため、橋脚の流失が多いのも特徴の一つです。
最近では芸備線の第1三篠川橋梁が流失し芸備線が長期間運休しました。
最近では橋梁技術の発達と素材の耐久性の向上で比較的長い径間のガーダー橋が出来るようになりました。
芸備線の旧第1三篠川橋梁は6径間(左右の橋台と橋脚5本)が復旧した新橋では3径間(左右の橋台と橋脚2本)になりました。
そのため応力の関係で部材が厚くなりました。
橋梁には上路式と下路式があり鏡川橋梁は上路式、新第1三篠川橋梁は下路式です。
上路式の場合は車輌の足回りまで見られますが下路式では足回りは隠れて見られないのが実情です。
旧第1三篠川橋梁は上路式でしたので絶好の撮影地でしたが新第1三篠川橋梁は下路式になり車体の半分近くが隠れる為、絶好の撮影地とは言えなくなりました。
鏡川橋梁では画像のように車体分以上の厚さが有りますが上路式の為車両が隠れません。
撮影日:平成30年6月4日